開発部のハイトーン・タナベです。
そのビラーゴが先週、会社に向かう道中でエンストし、そこからエンジンがかからなくなりました。
■燃料ポンプ→キャブレター間。チューブを抜くとガソリンが垂れます。問題なさそう。
今年の正月明けに普通二輪免許を取得し、3月末からバイクデビューしました。
それで、子供の時に乗ってみたかったビラーゴ(今は絶版)を同級生が営むバイク屋さんに頼んで手に入れてもらい、手入れして仕上げてもらいました。
そのビラーゴが先週、会社に向かう道中でエンストし、そこからエンジンがかからなくなりました。
エンジンが止まる直前の症状は、アクセルを回すとエンジンの回転が落ちる。チョーク全開で何とかアイドリングするも、アクセルを開けられないので走れない。と言う状態から、とうとうエンジンが止まり、再始動不可能になりました。
その後、この土日に原因究明作業をしました。
①まずキャブ等のセッティングを疑い、パイロットスクリューやアイドルスクリューを調整しながら何度もセル。
→結果、バッテリー上がり→充電。
②かぶり(ガソリンが濃い)の確認
添加プラグを確認しましたが、特に汚れていません。→ワイヤーブラシでスス落とし。
③プラグから火花が出るか確認
プラグを抜いた状態でプラグコードを繋ぎ、セルを回して確認。→ちゃんと火花出てます。
④ガソリンの供給確認
まず、 キャブレターのドレンねじを緩めてガソリンがキャブ内に来ているか確認。
(キャブにアプローチするのに邪魔になるヒューエルコックをホースは繋いだまま外してあります)
→最初はチョロチョロガソリンが流れましたが、その後セルを回してもガソリンが落ちてきません。
原因は燃料供給の様です!
これから、ガソリンタンクからキャブレターまでの経路の中で、どこでガソリンが止まっているのか探ります。
■ヒューエルコック→燃料ポンプ間。チューブを抜くとガソリン流れます。OK。
■最後にキャブへの入り口。ここがOKだと、問題はキャブの内部になります。こうなると厄介です。
残念ながら、ここもガソリンが来ていてOKでした。
■負圧式燃料ポンプの動作確認(念のため)。
負圧ポンプの出口にタオルをあて、セルを回すと、ドバッ!と錆の塊が出ました。
キャブにこれが詰まっているのかも・・・。
キャブの中身になると素人の自分にはお手上げなので、同級生のバイク屋を助っ人に呼びました。
ここまで自分でやった工程を先に連絡しておいたので、ある程度の道具を持って来てくれました。
結局うちのガレージではらちが明かずに、トラックに載せて引き取られていくのかな~?と思っていたら、
「ブル~ン、ド、ド、ド、ド」と自分のバイクのエンジン音が。 えっ!?
なんとこのバイク屋の旦那さん、一瞬で直してしまいました。
どうやって?と聞くと、「キャブのガソリンの入り口にブレーキクリーナーのノズルを突っ込みシューッと
しただけ」だそうです。その思いつきが流石プロ!と感心しました。
錆の根源を絶ったわけではないので、また詰まるかも知れませんが、応急処置の方法は学んだので、
次は自分で出来そうです。
その後3日経ちますが、今の所絶好調です。