ラボの低温乾燥機 
図1
網棚が2段しかなく、平板などを乾燥させる場合などはスカスカなのに少しずつしか
加熱出来ず、非常にもった
いない。
図2

網は両端のレールに乗っていて、そのレールは乾燥器の内側の壁面にあるレール受けの穴に
爪を引掛けて固定して
ある。

網棚の高さ調整のために沢山のレール受け穴があけられている。
この穴を活用して網棚の段数を増やしたい。
レールと網を買い足せば、段数が増やせるは
ず。

しかし、乾燥機用の網(取付レールセット)を通販で探すと適合品番ドンピシャの物が無
く、サイズから
見て適合しそうなもので、1段当たり¥6,000と高額。

  こうなるともう自作するしかない。という事で、モノタロウさんで材料を購入し、DIY加工
をスタート!

図3

   字断面のアルミアングル1×6本をそれぞれ3分割し、純正のレールの爪の位置に合わ
せて金ノコで切れ込みを
入れます。

切れ込みを入れた部分をペンチなどを使って写真の様に曲げて爪にします。アルミは脆いの
で一発勝負です。やり直すと折れます。

図4
網受けレールを8段にして、合計10段にする事に成功!
図5

   だいたい正規の網棚・レールセット1段分の費用で、8段追加する事が出来ました。しかし、
ここまで来たら可能な限り段数を増やしたい!
まず着目したのは、最下段の下の空間。

図7

ここは純正のレールの上部で、この上の段から自作のレールです。他の段と比べて隙間が広
くなってます。

  なおかつ、純正レールの上部にレール受け穴の隙間があり、さらにレールを挿入する余地が
ありそうです。
そこで・・・。
             図8

余った材料でレールを追加製作
図9

想定通りレール1段追加に成功!

最後に着手したのが、レール受けの最上段のさらに上の、端っこの部分。

図10

ここには、まずL字ステーを突っ込みます。

図11
その上に、アルミフレームを乗せます。
図12

落ちないように奥でL字ステーで突っ張ってます。

これ、左右対称に設置したら、何と!?

図13

図14

あつらえたように網のサイズとピッタリ。

完璧に溝にハマってズレません。

これで合計13段まで増設を達成。これ以上はどこにも追加する余地が無いので満足。
実験・試作の効率もUP
!(するはず)

図15

by  研究開発部のタナベ